オープンダイアローグ?

  • 2018.07.26 Thursday
  • 07:36



校舎からの夜景…


昨夜は東京大学 大学院でのゼミに参加させていただいた。


学生が主体なゼミですが、

主催している知人からのお誘いで、
学びの機会を得た。

ゼミの名前は
『いのちを考えるゼミ』
そうした患者や人のいのちについて、向き合うゼミを、東大の医学部、医師方々も、交えて話し合う機会は、
仕事の疲労感さえチャラにしてくれるほど、学びに高揚感を得ることができる。
今回は森川すいめい医師をむかえ
『森川すいめい先生と考える未来の医療』を体感した。





聞くと話すとを分けながら
丁寧に重ねる リフレクティング。


そして オープンダイアローグについて、体感できるようなロールプレイを織り交ぜながら、
どんな感じにすすめていこうか?さえも、会場に来た学生や参加者に問いかけ、意思確認をし、

すでに、ある方向の正解や正しさありきのイベントという在り方ではなく、
対話と、対話の前提にある、ファシリテーターとの関係には、

オープンダイアローグの要素が織り交ざっているようだった。





オープンダイアローグの本は何冊か読んだことがあるのですが、

読んだだけでは、旨味がわからず、いいことそうだけど、
美味しい美味しいと言われる評判のいい一品を、遠くで眺めているような
腹落ちしない状態にあった。

今日はもう少し真髄というか、
オープンダイアローグの旨味を染み込ませたいとやってきた。


『本人のいないところで
本人のことを決めない』


オープンダイアローグは1984年、フィンランドの西ラップランドにあるケロプダス病院からはじまったという。


今回のゼミでは、どういう経緯や手法の変遷により、オープンダイアローグという在り方が成り立っていったのか、
ロールプレイの中で、歴史的な変遷を体感させていただいた


なるほど…
生まれてきた経緯を知ることができ
また、実際に森川先生の対話的な姿勢のなかに、普段よくあるワークと、
ファシリテーターとの関係性や、
決めていく過程も対話していくので、自らの意思と向き合う場面が自然に織り込まれていて、
参加感が高い
参加しながらも、これを目指します、という自分ごとでなくてもできそうな、感じとも異なり、あまり気張らないで、その場にいることができた。

まだオープンダイアローグとは?を語れるほど染み込んではいないし、
腹落ちもしていないが、


このエッセンスは、臨床でも、相談支援の現場でも取り入れることはできるだろうなぁ。と感じながら、




目の前の霞の向こうに、
少しばかりオープンダイアローグの姿が見え始めているような感覚をえた。


これはやはり、体感し、

心身全体で '気づく'

ような取り組みなんだろか、と
少し高揚感を残したたまま、数名の方々とお話をして会場を後にした。






医療の入り口に入った頃、
僕は精神科病棟、閉鎖病棟といわれる急性期病棟からキャリアがはじまった。


鍵と白衣を手渡され 閉鎖された病棟の中と、外
白衣を着て鍵をもつ。

最初に精神科病棟で過ごした日々は、おそらく自分の、看護と人について、もっとも沢山考え自問自答したシーズンだろう。

誰のために、何のために看護をするのか…


場や役割、風通しがどうなのかにより、人の態度に影響を与えたり、集団での心理がどのようにケアや選択に影響を与えるかを学ぶには相応しい場所だったのかもしれない。



治療とは社会的な環境、その前提がどうなっているのか、ケアに関わる以前のケア環境の土壌の在り方、
風潮や文化のようなものまでもが、そこに関わってくるように思える。




ある治療の方向性を意識しながら落とし込むように患者と話し続けた看護者や、医療者が、ふつふつと、合理性や効率が故に、患者方々との対話に不自由さを覚える話は散見する。


閉鎖的な環境では、
人は役割に勘違いをしてしまうことがあるのは、

環境が人を作るうえで、重要な役割を担うヒントにもなっているとも考えられる。


自分が患者になったとき


どのようにしてもらいたいか
どうだったらいいか
どんな環境醸成を目指したらいいのか



皆が東京大学大学院に自分の時間を持ち寄って、


『いのちのゼミ』で、未来の医療について考えた1夜は、

今までの体験に意味をもたらしてさえくれる学びだったように感じる。


経済が人を追い越してしまうんじゃないかと思えるほど、様々なデータには、生活の息苦しい様が透けて見えてきてしまうほど。



そうした未来を人を真ん中に据えて考えている優秀な医師や人々の存在。


かなり馬力というか、
積んでいるエンジンの違いを感じますが、笑
まぁ、世の中がいくらかでも住みやすく、よくなることを想い、考えることにおいては僕らは自由でもある。




学びの機会を作っていただいた
主催者には心から感謝したい。







バタフライエフェクト

  • 2018.07.18 Wednesday
  • 06:28


毎年、あちこちの保健所で、難治性疾患の方々の仕事や働き方、就職についてのお話をさせていただいている。

最近では、就労支援関係機関が、難治性疾患に罹患した方がどんな就職や就職の為の支援をしたらいいのか、
質問やお話をさせていただく機会が増えている。

先日の神奈川難病連でのお話も、
他の患者会方々からとのお話にも、
時代の動きを感じる次第です。




最初、小さな蝶のパタパタとした羽ばたきも、たくさんあつまると

やがて風にもなり、
流れができると風圧も変わる大風になることがあるという


これをバタフライエフェクトと呼んでいる。


また、ワンステップエフェクトは、
自分で考えたものですが、
1人が右に少し、ほんの少し動く、
動くと左の人は、右に動ける幅ができるため、

同様に少し右に動ける

さらに隣の人も
さらに隣の人も…

つまり、右にワンステップズレると、点の動きが、線の動きになって、繋がりや、連動性が生じてさえきて、
トルネードのようにズレるスピードが慣れてくることによりついてくる。


やがて、人が病気に罹患したり、
通院が必要になった状況でも、
その人らしく、残存している力や能力を使いつつ、社会の中で役割を見出せる、
一般通念として
お互い様な配慮感覚が醸成していくことだろう。

たくさんやろうとしなくても
できることから、
少し右にズレてみる


やがて、クルクルと回転し、
たった一歩ずつ、右に動いただけなのに、動きつづけると回転性の動きにさえ変わる場合がある


人はなりたくて病気になっている人は、おそらくいない。

選んでもいないだろう。



しかし、
こと、仕事になると利益を出して維持存続させていく必要がある企業の文脈から、働きながら、通院する人々にとって、当事者がなんとかかんとか調整している傾向がこの日本では強いようだ。
このあたりの不便さは、そうした立場になって、はじめて見えることがある。



通院へや体調への一定の理解が、病気にならないとも限らない人の生である以上、
そして、そうした人の集まりとしてのコミュニティでもある以上、 雇用や仕事場に、多様な方々が働ける環境があるのと、ないのとでは、
これからは特に人の集まりも異なってくるのだろう

優秀な方々の就労力を取りこぼすのは社会の埋没財産、人財の埋没はあまりにももったいない。
一定の通院や治療、病気への理解があれば、いいにくが故に押し黙ったまま働かなくてならない方々にとって、精神的にも楽になり、
治療継続もしやすいため、就労の持続力化にもなりやすい。
仕事の生産性は、そうしたお互いがお互いを知ることで、 機会損失を防ぎ、能力ベースでの労働による生産性を高めることが可能になる

働く側も就労準備性や提供できる部分がフィジカルな負荷の部分でなければ、他のスキルやテクニック、労務提供で、上手にお互いの取引、ニーズを満たしていきたいところです。
ここから先は、
第4次産業革命と言われるくらい、次のフェーズへと働き方が移行していく
古い働き方からの柔軟な解釈変更や、
益々多様化する社会の流れ
の中で、単一化を目指すか
流れを見極めるか…



僕自身は医療畑の経験が長いですが、民間企業での医療や、起業の経験などもあるため、

医療と企業にまたがる
このあたりのテーマは両方の視点の交錯するあたりからお話できればと思います。









http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/kenko/1030596/1030599.html
湘南はサザンの音楽が聞こえてきそうな茅ヶ崎で 少しお話をさせていただきます。

『私はここにいるのに…』

  • 2018.07.06 Friday
  • 22:05

かつて働いていた臨床現場

ガンで入院していたMさんに、こう言われた。

『あれこれやってはくれるが、患者のそばに近づいて、話を聞こうとする人はいないね。


…私はここにいるのに…。』



…私は ここに いる


そして『しかし、あなたには私が見えているようですね、少しは見込みがありそうだな。』







病室担当の僕を優しく諭してくれたのだろうか、

海外で研究職に携わるという人生の大ベテランのMさんは、何につけても回りくどさがなく、真っ直ぐな物言いだった。


彼がどんな気持ちで、ベッドに横たわっていたのか…、
ふとした瞬間に、そうしたやりとりを思い出す。

ベッドサイドに'立って'話しをするナースは、
'今にも'どこかに立ち去ってしまうんじゃないかといったシグナルを出している感じだよ、だからこっちも、じっくり話そうなんて、始めから思っちゃいない…次に行きたそうだからね

これもM氏との会話の中で耳にした言葉だった。





相手の心境には、同じ立場になってみてはじめて理解できるのかもしれないが、

異なる立場の人に対して、共感したり、想いや心情を想像してみる



異なる立場の方々が、どんな困難さや、苦しみの中にいるのか、





'お互い様'として、

'同じ人'として、できることを分かち合いたいものだと思うのは、

この歳になって、人の喜びが増えたり、悲しみが減ることが、自分自身の喜びにも変わりやすく、幸福感が高まりやすいことを体感としてわかってきたからか。

あるいは その誰かの'悲しみがいくらかでも緩和され'、'その人の喜びに繋がる'ことを

どうも'自身の脳'が
'報酬'と、受け止めているようで、

仕事の流れの中に組み込まれている
自然なそうした報酬により、

こちらもむくむくとした力が湧いてもくる。





昨日、料理人の方が、他の料理人の下で修行をするドキュメント番組をたまたま見たのですが、



修行先の指導する料理人の方が、


料理の仕込みがちぐはぐな修行中の料理人の方に対して、


『彼はなんの為にやってるのかな?』と1人テレビカメラに向かって語った。

確か、その指導者の料理人の方は、


『僕はお客さんを喜ばせたいからやってるのですが。』というようなことを言われた。




とてもシンプルな動機



自分が仕事をする内的な動機をシンプルに言葉にしてみたらどうなるか?



と考えてみると




やっぱり、喜ぶ姿が見たいからだったり、あるいは悲しみがその人から少しでも減ったらいいのに…、

とした言葉になるかなと、
ボソボソと頭のなかで、
言葉を想い浮かべた。



料理人の指導者の方が、

こうも言っていた。

修行している彼には、


『お客さんが見えているのかな?』

と。



またまたシンプルで鋭利なズキッとくる言葉。






随分と前にさかのぼる記憶のなかから、

Mさんの言葉がふっと蘇る。




『私はここにいるのに…』






難病の人のストレス対処講座

  • 2018.06.23 Saturday
  • 19:52

というタイトルのセミナーを、
業務のなかで作成し、
平成27年から暫くの間やっていたことがありました。




何故か?


以前の仕事が、障害者職業センターでの、リワーク関係でもあったので、


難病の方々にもストレス対処の考え方を知ってもらえる機会があればいいなぁ
と、 ストレスマネジメントの効果を実感していたこともあり、

構想をボチボチと練りながら、
セミナー化していきまして。





今では、生活のあらゆる場面を、ストレス対処軸で考えることが多くなり、
'ストレス減らし'は日々の日課のようになっています。



こんなスキルや考えを、知っていると いないのとでは、まあまあ、
いやっ、かなり違うだろうなぁ。

と、以来、コツコツと資料を読み漁りつつ、深堀り。
今はライフテーマでも、ライフワークでもあるようなお話。




ストレスはいい変えると



刺激



人生はあらゆる刺激や変化の連続から成っている以上、


何故他のリワークには、ストレスマネジメントを学ぶ機会かあって、


ある疾病群には遠いところに情報があるのか?






セミナーには、
多くの方々がいらしてくださって、
最初は恐る恐るでしたが、
2回、3回…と、開催。
お互いに話をする場もつくり、
みなさんとお話する機会もあり、

いい会ではあったのですが、
メインの業務が徐々に忙しくなり、





当時難病の方々に対して、
そうしたものが、みなさんがアクセスしやすい場所や周りになかったのもあり、働くためのスキルのひとつとして、そうした機会をつくりはじめた次第でした。


ストレスマネジメントについては、
もはやライフワークでもあるので、 プロボノとしても、機会があった際にお話をさせていただいていますが、



対処しにくい部分や
医療としてのアプローチが主軸になってくる部分は、やはり医療に委ねたり、任せざる得ない部分はあるのも事実、


しかし、対処可能な部分、
また、対処できるかも!
と、ストレスへのコーピングレパートリーが増えるサイクルの中で、
様々な不安に抗える術が、10%、あるいは20%、いやそれ以上もありえるかもしれませんが、

そう思えるだけで、既に減るストレスがあったり



消耗が減った分、
働く力に振り分けることができる



…そうした可能性広がる
また、機会を作ってでも、そうしたストレスマネジメントなど、知る機会(シェア)や場(リンク)をを作ることができればと思います。










上半期はある学会の原稿を、門反り帰りながら書いていました。

やっと手元を離れつつあり…



さて下半期は、
保健所や、
就労支援関係者、
または患者会でのお話、
今年もビックサイトで開催される職業リハビリテーション実践発表会にもエントリーしていたりで、



わさわさと過ぎてゆきそうです。





インターネット化する社会のなかで、


フラット化し、
リンクし

そして、シェアが加速していく



この10年で同時通訳が業務対話レベルに進化するとささやかれるなか、



日本語圏の社会が、世界に急加速しながら、繋がりが広がり、
もはや、ひとつの文化圏での縛りはきかなくなっていく。




シェアやリンク、


ギブandテイク



時代の変化に素直でいたいものです。





疾病と働くと、教育と。

  • 2018.05.22 Tuesday
  • 21:57

協働ステーションでひらかれた
「十思カフェ」vol83






『ガンサバイバーが望む「がん教育」の取り組み』にうかがった。


以前、がんアライ部でテーブルが一緒になった方が登壇するとのことと、

…がん教育

がどのような形で、小中高で行われているのか?

教育現場での疾病教育の今の在りようや、進捗に関心があり参加させていただいた。


医療に携わるものとしては、広く健康や命に関する教育は、勿論大切と感じるのですが、

何故'がん'なのか?


という気持ちが、数多くの病を対象としてきた医療者としては素朴に湧いては参りまして、
その理由も知りたい…



教育のなかで早期に、段階を経て向き合い、考えていく過程は、
とても大切と、がん教育に携わる先生方が、おっしゃっている、
何故'教育'が必要なのか
罹患する人が多い'がん'を通じた命の教育には賛同できます。





先入観が深く入り込んでからでは、なかなか先行したイメージがぬぐいきれない。

文部科学省のサイトによると


『…がん対策基本法(平成18年法律第98号)の下、政府が策定したがん対策推進基本計画(平成24年6月)において、
「子どもに対しては、健康と命の大切さについて学び、自らの健康を適切に管理し、がんに対する正しい知識とがん患者に対する正しい認識をもつよう教育することを目指し、5年以内に、学校での教育の在り方を含め、健康教育全体の中で「がん」教育をどのようにするべきか検討し、検討結果に基づく教育活動の実施を目標とする」こととされています。』
日本対がん協会 でもがん教育について、その取り組みを知ることができます。



毎年101万人がガンに罹患し、
うち63%が男性で
47%が女性

がんの5年生存率が

65%



合わせて書かせていただくと
潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患は、
約400人に1人
の人に発症していて
下痢や便秘症状がでることにより排泄頻度が増えるタイプがある過敏性腸症候群は


人口の10〜15%

の方に見られるという。




医学の進展によって、生存率も伸展しているのと同じように

慢性疾患や、難治性疾患の方々への治療も徐々に進展し、
治療をしながら働くことが可能な方々の存在は、時代が一度持った先入観や概念を横目に増加している。



医学的な知識は時に、単に◯◯という病であることの印象に引きずられ過ぎることから逃れ、事実を照らしてくれるフィルターに変わる

単なる病名の響きやイメージではなく

事実、
医学的なエビデンスを頼りに、神経系、内分泌、機能、各種検査の結果や、疼痛や痺れ、倦怠感やそれぞれの疾病特有な症状、医師の見解まで、

勿論、医師の領域までわかるとか、判断ができるということではなく、

ある程度の、医療の知識により、
ある種の先入観から逃れることもできるのでは、と自らの中に、既に在る先入観と向き合いながら、

再び実際と向き合う日々


いっぱひとからげな病群ではなく
・疾患名

と通院されている

・診療科

・症状
と、

ある程度の服薬内容、

働くうえでは、
どんな配慮が必要なのか、


雇用や企業と共有しやすい言葉に
配慮事項を変換してみる

企業が雇用のうえで何を知りたいと考えているのか、



企業を取り巻く就業上関係してくる法律などにより影響を受ける


企業の採用の際の'視点'


の 視点に捉えやすい配慮事項に具体的に変換・編集をしたり、何を伝え、何が必要ないのか、


整理をする


ある程度、適切に変更することが大切

通院がしやすい



そうした就労環境や
周りのちょっとした認識により
働きやすさは高まり

そうした配慮があることで、

安定的に働きやすくなることは、
ある日発症してから、より実感が伴う配慮になるが、
そうした状況になって、支援・資源の実際にリアルに気がつくことになるのですが。 誰しもが発症する可能性があるガンや難病、数々の慢性疾患に対して、社会の課題として向き合う必要があることは、いろいろなところから、近年聞こえはじめている



東京女子医大がんセンターの林先生が

映像によるガンに罹患した芸能人のニュースは、そうした疾患への認識が広がる側面と

ガン=死という極端なイメージの '刷り込みに変わったりする


とおっしゃっていた。





映像からの視覚情報は、ことさら出来事を印象ずける 繰り返しになりますが、
がんも、難病も、慢性化した病気の多くは、医学の進展により、20年前とも、10年前とも、明らかに治療による症状の進行や治療の手管は増えている

が、まだ医療の恩恵を十分に受けている、と言えない病気がこの世に複数あることや、困っている方々の姿に出会うにつけ、全ての疾患にバランスよく医療の恩恵が行き渡っているとはいいがたい、希少な疾患もあり、
診断までに、長い時間、病院をまわらなければならない病気が、未だに存在している事実を無視することはできないのも事実ですが。


樹木希林さんのようにガンに罹患していることを公表して尚、
お仕事を続けていらっしゃる方の存在が、疾病との付き合いながら生きる人の姿を印象づけるのも事実な側面。





普段、白衣は着ていませんが、
やはり同じ人間が、
なりたくて、選んで成ったわけでもない
病気。



通院しやすくなれば、
国民のどれだけの方々の幾ばくかのストレスが減ることか…


これは、タラ・レバですが、 仮に、法定休暇のなかに、
治療や通院に使える休暇が増えたとしたら…


まぁ、自分が看護士としてキャリアの途中までドップリと医療機関に居たこともあってか
なおさら、'通院のための休暇'が
仕組みのなかにあればなぁ、と思ったりするのかもしれません。



入社後、半年間は有給休暇が利用できない。会社ごとに認める場合もあるが、
大抵の病院は平日開業、
町のクリニックの受診対象な疾病であれば、まだ会社を休まなくてもいいかもしれない選択肢は、土曜日や夜に残されていますが、

月に一回や、二ヶ月に一回程の通院であっても、
総合病院や大学病院クラスでないと受診しなくい疾病も多い。

そこにある種の疾病、疾患に罹患した方々の働き辛さが存在している。

だから、月曜から金曜日の勤務の場合は、休みが必要になる、


土曜日出勤があれば、まだ平日で通院日を調整する選択肢が残されようものの、

通院のしにくさにより、選択肢が狭くなる実際は散見される、いやっ、頻見される。


このあたりについては、
医療側の受診アクセス改善に協力を求めたいところですが、
医師の残業超過の話を耳にするにつけ、
やはり、大きな枠組みで、議論していくテーマなのかな、と思うのは、
やはり、老化同様、誰にでも当てはまるテーマであり、課題であるため、
企業を支え、そこで働く人々を支えるのは、社会として、先々への安心の為にも、有意義な議論なのではないかな、と
感じるわけです。



がん教育を受けた子供たちが、
大人になる頃、

今存在していない仕事に就く率は、30%以上あるといいます。

そうした子供たちが、働きはじめる社会に、通院休暇などがあったら、

より周りで休んでいる方々に対して、理解が浸透しやすくなるのではないかなぁ、と

また、65歳以上の方々が雇用保険に加入できるようになり、
働く方々が増えつつあるなか、
やはり、通院されている方々も増える

社会の治療をしながら働く人への包括的な取り組み、寛容さは



病気になることを完全に人類がコントロールできていない以上、逆に能動的に向き合うほうが、


体調や健康と、働く人という側面から考えた場合、本質的な方向性ではないかな、と思ったりします。






さらに、夢をみさせてもらえるなら、

'治療と就業や生活'そうした、人が長くかかわるかもしれない慢性疾患と働く、や暮らす、について、

自分が教育…のことを話すのは、現状、学校で教鞭をとっている先生方に失礼な気がしまして、
声がやや小さくなりそうですが、
いつか子供さんや、学生方々と地域の中での継続的な『治療をしながら人が働くとは?』なテーマで対話をしていけたらと。


林和彦先生、
医師でありながら、
ガン教育の為にも、教員免許を小中高取得されたとのこと。



いやぁ、リスペクトでしかありません。



CSVと難治性疾患と

  • 2018.05.21 Monday
  • 22:43



都内で友人がやっている支援者勉強会に参加した。

顔が広い支援者の友人はあちこちの企業に、難病の方々のCSRとしての取り組みの価値について、話をしてくれていたのだと知った。

そんな最中、

難病の方々の雇用や就労にたいして、企業のCSR、いやっ、本業での取り組みにより社会課題を解決する、CSVとしての取り組みが動きはじめたというニュースを目にすることになる。
最初に難病の方々専門に就労移行をはじめた事業所の存在や、

治療を継続しながら、働くことができる方への社会全般の理解、その空気が変わりはじめている。


難病カフェ(リンクは日本経済新聞に掲載された難病カフェの記事)に取り組まれるみなさんや、
発信している団体やNPO、患者会方々のコツコツとした取り組みが、
社会を動かしている


CSVやCSRとして企業の取り組みも、益々ここから先は価値を帯びていくのだろう…


価値を届けよう…

共同通信が伝えるCSR



◎CSVとは…

国内外の企業でCSV(共有価値の創造)が浸透しているからであろうか。
このCSVは米国ハーバード大学のポーター教授が2011年に提唱した概念で、本業で社会的課題を解決することにより、
経済価値と社会価値を同時に創造しようとするビジネス戦略である。
簡単に言えば、CSVとは"社会的課題解決のビジネス化"である。


ひきこもり

  • 2018.05.19 Saturday
  • 18:47







都内は四ツ谷駅下車
日テレを横目に、 千代田カスケードホールへ。
'引きこもり'状態にある方々の'働く'について専門家方々からお話がうかがえるという催しに参加させていただいた。



引きこもりとは、

『「ひきこもり」とは、不登校や就労の失敗をきっかけに、何年もの間自宅に閉じこもり続ける青少年の状態像を指す言葉である。

診断名ではなく状態像であり、幾つか の定義があるが、共通するのは

1)6か月以上社会参加していない

2)非精神病性の現 象である

3)外出していても対人関係がない場合はひきこもりと考える、の3点であ る。』



という点を踏まえ、

『 ひきこもり状態に伴う精神症状は、その経過が、ひきこもり期間や重篤度と平行しており、

ひきこもりから二次的に生したものが少なくない。

主要な症状をおおよその頻度順に列挙するなら、対人恐怖症状(自己臭、醜形恐怖 を含む)、被害関係念慮、強迫症状、家庭内暴力、不眠、抑うつ気分、希死念慮、摂 食障害、心身症状、心気症状、などがある…』内閣府資料より





斎藤環先生によると、

おおよそ150万人もの引きこもり状態な方々がいるとのこと。



150万人…

というと、京都や川崎市の人口に近い人数


主婦や家事をやっている状況の場合、数値には入らないというから、

実際、同様な状況や状態の方々の実態数は膨らむのだろうことは、

登壇した支援関係者の方々の指摘より、想像してみる…




支援機関と
雇用に取り組む企業の方々が複数登壇したため、


同じ'引きこもり'方々に対しての、支援の取り組みとしても、

考え方に幅があることが伝わってくるほど、臨場感があったが、


まだまだ議論や対話を醸成させていく必要がある現場なのだなぁ、と
どこかで見た デジャビュのような感覚が、モヤモヤと立ち込めていた


最初に内閣府の資料から、引用させていただきましたが、


引きこもり状態の方々にも、
様々な理由から、その状態に至っている方々がいることは、


先日参加させていただいた、
催しの中で、引きこもり女子会関係者の女性のお話からも知る内容でしたが

引きこもりになる理由として


a.職場に馴染めなかったり

b.就活が上手くいかなかったり、

c.病気理由

d.不登校


等が理由になることが多いという。


c.病気理由により、とあるが、
病気理由の中にも、

a.あるいは、
b.の就労理由が重なり、

複数の理由により、そうした状況に拍車がかかる、
困難さの重複化がおこる


そうした生活場面でのインパクトのあるストレッサー(ストレスの対象)が、重なれば、益々ストレスは、増え、増強する性質さえもち、
やがて、意欲や気分、モチベーションに影響を与え、

危険を察知する対象には、近づきにくくなるだろう、

安全と感じるものには、近づくことができたり、やれても、不穏や、危険と脳の記憶が認識した物事に対して、
近づくことを回避、
さらに、それらを想起させる場所や、人にも近づくのを回避していくと、
やがて行動範囲は、限りなく縮小していき、自宅以外の場所にはいきにくくなる。


これらは、無意識レベルで認知していく過程でもあり、
回避行動の連鎖がスパイラルしていく

実際は、こうした過程にも、様々なパターンがあると感じるところですが、



そうした状況から変化が生じる過程の最初は、やはり、 スモールステップに取り組むのがフィットするでしょうし、
自己決定や主体的にやれることから、自尊感情が育める環境が望ましいのは、わざわざ書くまでもないことでしょう

斎藤環先生曰く

「対象者が多すぎて、専門家の育成では間に合わないため、当事者がいくらかの学習をし、支援者としてのぞむ仕組みがフィットするのではないか」
という主旨の意見は、

なるほど…と思いながらも
ピアとしてのサポートと、専門家の連携…ある程度、福祉と医療、雇用の視点、さらには心理として気持ちにもカウンセラー相当な対応ができる支援者の存在が重要なのではないかと思いながら、会場を後にした。


NHKの取材も入っていたので、質問などは、会場にこられている、当事者方々がふさわしいと思い、
本日は沈黙。





育成にはとかく時間がかかる。
こうした育成について、
どの支援、全体に通じる話でもあり、
疾病性を捉え、経済の論理、視点をもかんがみ、'両立支援'
いや、トリプル、パラレルな多面的な視点やスキルをもった支援者の育成は、
今後重要ではないかと考える。

勿論、自分自身の育成も省みつつ…





先に書いた、
引きこもりになる理由

c.病気理由

慢性疾患により、生きづらさが増し、
長く自宅で過ごす方々も相当いらっしゃるのではないか…




病気をつたえにくいので、非開示で就職をしたはいいが、
辛いと周りには
いいにくい。我慢して頑張るが、なんとか頑張っても、どうしてもニコニコと迄している余裕まではない場合もある。

顔についぞ出てしまう表情に対して、

やる気がないのではないか?

と、徐々に人間関係の話に変わっていき、

いづらくなって、退職を考える


少し休んで、就活をするつもりが、
病気を開示しにくい雇用に対して、「またああなるんじゃないか」と不安が先立つ、

記憶に張り付いたエピソードは、
それを予期した段階で、自動思考のように、不安を想起する場合がある

脳の扁桃体が、そうした過去の経験に反応し、
次に進む意欲を消耗させていく…




時間がたつと、
人との関わりは経る傾向があり、
益々、人との関わりが億劫になる


人は人や小動物とのスキンシップにより、オキシトシンというホルモンを分泌する、

オキシトシンは、安心や人との信頼感を担保する物資なため、


日経サイエンス・オキシトシン) 少なくなると、

人との繋がりが億劫になる
そして他者を信じる力が減ってしまう

人との繋がりが減ることで、益々繋がりが希薄になることで、オキシトシンサイクルは減少し、



社会への不安と
人への億劫感、
やがて、環境を変え、

脳が使う回路を変えていく


ひとつの出来事が


やがて、『状態化』する




150万人、



もはや、誰にでも起こりうる状況と状態であり、
身内の誰かや、家族、友人や知人のどこかで、ひっそりと暮らしている、

身近な誰かがいてもおかしくは
無いのだろうと想像する。



ガンや、難病、精神疾患同様に


いきづらさをかかえた方々に対しては、


ピアとしとの働きと
専門家の連携
地域でスモールステップにでも、安全にはじめられる機会
信頼感をもって対話の継続ができ、イニシアチブをとりながら、他の支援者とマッチングしてくれる
伴走者の存在。



・・・・・


訪問医療のなかで体験した、経験則ですが、
数々お会いした、引きこもり状態にある方々は、

迷い込みたくて入り込んだわけではない引きこもりの森の中で 焦りや孤独を感じていない方はいなかったように想います

人との会話により、記憶が増えるとフラッシュバックな記憶が増えるだけなので、対話は増やしたくないし、

『全くの一人の時間が長くても大丈夫』
といっていた方も、

それでも、
『離れていても、人肌を感じたくなるんです』といっていたのを想い出す。


また、 数年引きこもり状態だった、Mさん。
居場所を見つけて、
役割を担い、

見えなかった希望を見つけてこられた。

一緒に対話や話し合いをしていたときは、いくら話し合っても、そうしなければならない理由を、探し当てることはできなかったのですが


ひたすら一緒に歩いて、
対話した


やがてスモールステップに、

ひとつひとつ、味見するように、見学や体験をする過程の先に、

居場所や、自分を待つ人の存在の中に、存在意義が他者との関係のなかで生まれ

やがて、人と人の不思議な化学反応のなか、
Mさんは、再び 働く、ことを選んだ。





人生の主体がその方であること
そうしたい理由が気持ちの中に生まれるには、

理屈やスキルも包括した

情と情の化学反応が、
人と人が出会うなかであったまっていく
気持ちの温度みたいものが
あるのだろう…か




登壇者の女性が




引きこもりは、

100者100様

といっていた。


そもそも人は、後にも先にも、その人しかいない、唯一無二の存在であり、

比べる対象はいないのは、共感できる


こうした状況や状態の方々が、何故増えるのか?



私たちは、今の生きづらさを内包する社会と向き合うのならば、

こうした、社会現象といってもいい状況に、向き合う必要があるのだろう。

いやっ、向き合わなければ、
社会の実像を見失うことにさえなるのだろう。バランスを欠いた社会は今のままで維持継続していけるのか…いささか不安になる。



助けあう社会のほうが
潤うのを感じる

心の健康や
人生の豊かさを思うとき、

こうした困っている状況を放置するのか、向き合うのかを考えたとき、


向き合う、オープンスタンスの方が、
人として豊かな判断ではないかと思うのは、
もしかしたら、至極個人としての信念に基づいた話をしているのかもしれない。



レッテル貼りや、バイアスをかなぐった対話。


ファクトベースな対話を大切にしたいものです。










ノック

  • 2018.04.24 Tuesday
  • 18:41


近頃、

SNSよろしく、
'今'の生活の中に、
iPhoneからの振動や音が鳴り、ふいに意識をヒョイと連れて行かれることがある
メールや会社関連のグループライン
うっかりしていると、
1日に何十回もiPhoneの画面をのぞきこんでいる




とかく、近代は、うかうかしていると、電波の繋がりに、頭の中は忙しくなりがちでになる


そうした、チョコチョコとした、電信による刺激過多、
30年前には、考えられないくらい僕らは携帯やiPhone、タブレットの類に気持ちを向けている

人の感覚にとって、全ての刺激はストレスといい変えてみると、
ストレスがなんなのか少し捉えやすくなる気がする
実際に、ストレス耐性が著しく低下した方にとって、テレビから流れてくる音声もノイズに変わり、

ありとあらゆる刺激は
実際には、体には負荷をかけている


日頃見過ごされがちな、電磁波や
車の排気ガスなどの見えにくい要素さえ、目には見えないが、
ジワジワと身体に、時に神経系に負荷をかけていたりする
電車内での不安障害の症状が出やすいことも、電磁波と神経系の反応を考えると、単に閉鎖された空間だから、認知として予期不安が働いている、という解釈にとどまらず、
乗り降りの際に、車内やホーム等の電磁波などに、人により反応しているケースもあるように思えてくる。


しかし、 その負荷という刺激により、
味気ない生活に楽しみがもてたり、意欲につながったり、やりがいや、生きがいを生み出す元になったりもする

が、ノイズが大き過ぎ、キャパシティを超えると、ストレス反応により、身体化現象が伴い、症状となる


僕は、いろいろな物事に名前をつけて、いつでもそうした出来事を捉えやすく、意識の上で捉えやすくなるように名前をつけることがあるのですが、

SNSなどの、生活に急に入りこんでくる今とは直接関係していない音声を


'ノック'

といっている。


ノック自体は、'打つ'こと。
たたいたり、強くなぐりつけることにも、軽くこつんと打つことにもいう。
既にある言葉。

日常に溶けこんだトントンとノックするストレス。 そうしたノック音、ノックストレスが、気がつけばじわじわと増えており、
今になかなか留まりにくい


今の生活に静かに入りこんできた、メールの方が、まだ適度に自分の時間とおりまぜるゆとりがまだあった気もしますが、

今や、ラインにツイッター
Facebook…

友人らのスマホも忙しくノック音が鳴り響く


ノックされた瞬間

気持ちは、あれや、これ、あそこ、に飛んでいきかねず、


時間軸や場所を越え、
今に足場を据えながら、あちこちに意識は飛んでいく


いやぁ、忙しい…


なんと'今'に留まることが難しいことか




人は、過去の体験に引き戻されたかと思うと、未来を想い、不安がよぎる

勿論、楽天的なバイアスやネガティヴバイアスにより、そうした過去にいたり、未来にいたり、は人により異なるでしょうし、多くの方々にとって、未来が不安でないかといったら綺麗事と言われてしまうだろう

時折、ズキッと疼く過去に戻り
安心を求めて、未来に想いを馳せ、
いったりきたり、


マインドワンダリングという言葉がある
過去の記憶を思い出したり、未来を想像したりして、今の状態とは違うことを考えている状態のこと』をいうそう

マインドワンダリングは
心の迷走』といわれていて、ハーバード大学の心理学者マシュー・キリングスワース氏らが2250人を対象に行なった行動心理検査によると、

1日の生活時間の47%、約半分程をマインドワンダリングに費やしているという。



繰り返しになりますが マインドワンダリングとは、過去の記憶を思い出したり、未来を想像したりして、今の状態とは違うことを考えている状態のことをいいます。








最近、週末は、

森や山に居ます。


自然に向かい、

ボーっと、


何もないような時間のなかで、
過去でも未来でもない、
今にただ、たたずむ感じですが、


そこでは、しばし、電気音は退席いただき、風や鳥の音や、


今を見上げるというと、キザないい方ですが、今に立ち止まる感覚のなかで、自分自身と向き合うこともでき

また、自然の木々のフィットンチットという成分により、

ストレスホルモンのコルチゾールが減るといいますから、

コーピングマニア 笑
としては

自然の中に身を浸したくなるわけです





Less is moreという言葉がありますが

「より少ないことはより多いことだ」
「より少ないことは、より豊かである」
という意味合いでしょうか。
大切なことや、
今に時間を割いてみること




大切なことは、実はそれほど多くはないように思えてきます




大事なことに、時間と想いを使いたいものです、 が…なかなか日常的に、とはいかないので、



週末は山や川、海で


ノックをOFFにして潜伏しております。





トントントン♪

『はい、今入ってます。また後ほど…』

では、そろそろ'今'に戻るとします…




35年で47倍

  • 2018.04.20 Friday
  • 23:36
仕事終わりに、法政大学市ヶ谷キャンパスでひらかれた
日本キャリアデザイン学会のキャリアデザインライブへ。
今回のテーマは、 児童養護施設を知っていますか?〜「頼れる大人がいない子」のキャリア支援を考える〜

今回のプレゼンターは HUG for ALLの村上綾野さん。

村上さんは、いくつかのNPO法人と、フルタイム勤務の数足のわらじを履く、パラレルなキャリアを持っている。
HUG for ALL代表理事であり、 2013年から児童養護施設出身者のための奨学金プログラム「カナエール」にボランティアとして参画し、社会的養護が必要な子どもたちが直面する様々な課題に向き合う中で、「安心できる居場所」と「生きる力」の重要性に気付き、2017年に特定非営利活動法人HUG for ALLを設立したのだそうです。

学生の頃、岐阜の児童養護施設でボランティアをしていたことがありまして、 そうした子供や青年がその後どんな生活や仕事についているかと…久々のキャリアデザインライブへ。



児童養護施設とは、様々な事情で家族による養育が困難な子供たちが「生活」する場所。

印象に残ったお話は…

児童養護施設に入所する理由のトップ3、2013年は、

1.親の虐待 (35年で47倍)
2.親の精神疾患等 (35年で2.5倍…)
3.親の経済的理由 (35年で10.5倍に…)

1978年当時、1番多かった理由は、親の死亡や行方不明で全体の40%を占めている

ネグレクトや虐待により、子供たちのセルフイメージ、自尊感情が低くなり…自分には価値がない…私が悪い…となるという

そして、村上さんが
「しんどい子供が増えている」と。

全国に児童養護施設は600カ所あり、約30000人の子供が暮らしている。
次いで気になったのは
児童養護施設の職員の心身の負担…慢性的な人出不足状態にあり、「心が疲れて辞めてしまう…信頼を築いた職員の退職は、子供らの'しんどさ'に変わる…」

村上さんは、そんな、'しんどい状況を変えていきたい'のだと、語る。

語る眼差しや、言葉には、現場と向き合う人が見つめてき緊張感と、暖かさが感じられた

学生の時、児童養護施設のボランティアをしていた、
そんな中で、家族の変わりになれるかも…と一瞬だけ思ったことがあったんですが、 …後に若気の勘違いだったと気がつくわけですが…


そんなに簡単なことではないことを、彼ら、彼女ら笑顔のなかに、時折のぞく寂しげな眼差しに感じ

無条件の愛情を幼少期に感じる、安心な居場所がなかった子供という人を前に、
若さ故の勘違いな万能感が、打ち砕かれ…まぁ、無力感でした

幼少期にストレス状態に長くおかれた子供は、ストレス耐性が低くなる傾向があり、 ストレス耐性が低下しがちの場合、やはり、免疫なども低下しがちになる

社会の中の生きづらさが、家庭にのしかかり、 さらに、子供の'しんどさ'に変わる。 そうした連鎖反応は、 長い時間をかけてジワリジワリと人や社会を傷つけ、 負の連鎖が生じてしまいかねない

村上さんのお話をうかがいながら 様々な制約のなかでも、
世の中をいくらか'しんどくなくする'ためのアクションは起こせるのだなぁ

とふつふつ、




家族や家族を支えるシステムが、実際的に人や家族をどこまで支えることができているのか、



あちこち 場所は違っても
人とサポートの量と質の不足
連携のあり方をどうするか?というテーマが浮かびあがる。
切れ目をいかになくし、本気で取り組むか。

不都合な真実から目を背けない
しんどい子供や、人を置いてけぼりにしない、本気の仕組み作りをはじめていかないと、
人が人を育てる家族システムは、
痛みと傷みの連鎖になりかねない。


ストレス考察

  • 2018.04.16 Monday
  • 23:20

ストレスのセミナーを以前仕事で担当していたことがあります。

当初、セミナーの構成や中身を仕立てていく過程で、

ストレスの説明を聞いても、なんだか抽象的でピンとこない自分がいました。

いったいストレスって何?


医療上がりは、こういうとき、解剖や生理、神経、臓器、ホルモンの分泌、神経伝達物質…どうしてもエビデンスや、
もう少しリアルに、そもそもの話…を紐解きたくなる衝動にかられます。

…個人的な性格によるところが大きいかと思いますが

だから、セミナーのなかで、ストレスが心身に与える影響がどうやって成るのか、神経系や内分泌系、免疫系などのお話から、話をはじめていましたが、


…これはあくまでも私見ですが、
ストレスマネジメントの話は、リアリティがないと、右から左にすり抜けやすいような、どこかで聞いたけど、役にたつ気がしてこない…

話をしている側も実感をもって話ができているといいのですが…



ストレスは人により様々ですが、
ストレスを受け、感じ、認識、察知すると脳の扁桃体という、不安や恐怖を感じたときに、真っ先に反応する脳の一部が、興奮してストレスに対処するように働きはじめます。

扁桃体から命令を受けた副腎という臓器が、『ストレスホルモン』という物質を分泌し、コルチゾールやノルアドレナリン、アドレナリンなどを分泌していきます。

これらの分泌物が身体のあちこちに、ストレス反応を生じさせる

コルチゾールは血流に乗り
脳に辿りついて、吸収されますが、コルチゾールの分泌を調整する働きもあるので、吸収されることで、ストレスホルモンのコルチゾールの分泌を止める働きがあるといわれています。

ストレスが増え、増強すると、このコルチゾールが分泌されつづけて、脳に吸収されないで、脳の一部の『海馬』を萎縮させてしまう。


海馬の役割は、
新しいことを学習する脳なんですが、ストレスホルモンの影響を受けやすく、神経細胞の突起が減少し、結果、萎縮していきます。

先ほども書いたように、海馬の役割は、新しい記憶を覚える短期記憶だったり、記憶の一次保管場所だったりなため、
新しいことが覚えにくくなる。



つまり、ストレス過多な状態になると、 我知らず、ストレスホルモンが体内で増加し、
ひとつな脳の一部の海馬というところにダメージが及び、
日常で必要な、記憶のエラーが起こりやすくなる


うつの症状としてのメカニズムの部分としては、こうしたプロセスがあるので、

細胞的回復という

時間やアプローチが視点としては
取りこぼせない



だから、回復には、時間が必要になるわけです。

気分や根性論ではなく、
細胞的な回復が必要なため、細胞の回復には時間が必要になるわけです。

このあたりの具体性があまり聞こえこない。


海馬がどうやって回復していくのか、
ストレスホルモンが増加しないために、何をどうしたらいいのか?



生きているなかで、
私たちの生活のなかでは、
様々なストレスが増えては消え、
ときに慢性化し長くストレスになる要因と向き合うことになる。


向き合わない、という手段もあるが、大抵、ストレスの類は、放置すると増えたり、増強する性質があるため、

だから、
ストレスに対しての『対処』という、スキルがあり、
それが自らに見合ったストレス対処、
いい変えると、ストレスコーピングといいますが、

染み込むように効果が出てまいります。


しかし、人は遺伝子として、ポジティブだったりネガテイブだったりがそもそもあるというのが、
遺伝子学の発展によら、数種類の遺伝子がうつの発症などにかかわりがあると分かりはじめていますから、


人により、
ストレスへの耐性が最初から高い人がいて、低い人がいるようですが、

じゃあ身もふたもない話じゃないか、
と思われるかもしれませんが。


医学的な対処が必要なところは当面医学にまかせながら、

今できる対処について、対処することで、減らしたり、楽になるものがいくらかある。


できる部分を、やれる部分があることに希望を感じ



僕自身、毎日、染み付いた、ストレスコーピング的な視点での暮らしにより、
僕自身は、たいしてストレス耐性は強くないのですが

多少、いや、かなり楽になっています。

こうしたことを知らないよりは、
知っていて、まぁ、合う合わないもあるかもしれませんが、
試してみるのも、ささやかな希望拡大行動なのではないかと、通勤電車のストレス状態のなかで、これを書きあげた次第です。


しばし、blogに集中でき、
イライラが減っていたかもしれません。


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