状況がつくりだすコンディション

  • 2015.04.30 Thursday
  • 23:36


ある就労移行支援事業所の所長さんとお話した際に



「僕たちは、難病の人が、孤立しない、そういう状況をつくることも大切と考えているので

土曜日も、プログラム外なんですけど、いつでもここにこれるような催しを準備しています・・」



その所長さんも実は、難病患者、当事者であることをお会いしてすぐにうかがっていました



いちいち言葉に重みがありまして・・





当事者でなければわからない部分といいますか



生きることを、たたかってる人がもっている独特の言葉の熱量が、伝わってくるようでした。







支援というと、なんだか大上段に構えているようで、書きながら少し違和感があるんですが



サポートさせていちゃだくうえで、



ある一定のリズムのなかで、『人とかかわりを持てる』という状況をつくることは

僕自身、とても大切なことと思っています。



これを医科学的に解釈しますと





人は、人とのスキンシップによって、



オキシトシンというホルモンが体内に分泌されます。

分泌されると血流にのって、体内をめぐり



語らいや、雑談、談笑、くだらないことでも、人との交わりのなかで増えるホルモンがあるんですね



オキシトシンというと、学校では子宮の収縮とか、授乳分泌作用があるホルモンと教わったものですが



近年、人や小動物とのスキンシップで増え、



増えることの効果が、



人への親和性と、落ちつきが増し、ストレスが減り、



親和性が増すことで、人に会いたいという感情につながる





だから、逆に、人とのスキンシップが減って行くと、体内のオキシトシンは減ってしまう



医学的には血中濃度が低下する・・という状態になる



すると、親和性は低下し・・だから、人に会いたくなくなってしまう・・すると、ますます人に会えなくなる

会うのがおっくうになる



慢性的なオキシトシン低下症といいますか。





だから、所長が『孤立しない状況つくる』という言葉は、



僕のなかに、ストンと落ちたのでした。





人が孤立しているとき、自分からなかなか声にすることが難しいものです



人への信頼の元になる親和性が低下すると、ストレスへの感受性もたかまってしまいます

つまり、ストレスがたまりやすくなる





『孤立感がつくりだすコンディションの低下』



そういう問題に移行していくということに

心をとめていたいものです。





コメント
「生きているだけで丸儲け!」という言葉があり、オレの身近にいる長寿の方々が時々使っています。

この感覚は難治性の病気などを持つ方々や長寿の方々にしか共感できない言葉かもしれません。
しかし、長寿の方々と難治性の病気を持つ方々では、少し違うと思います。

例えば人生が「レース」だとすると”故障”している時点で注目を浴びず忘れ去られ、”事故”した時にどれだけ酷く壊れたかなどで一時的に注目をあびるのです。レースは残酷です…。

レースで競うのをあきらめて安全に走る人もいます。
しかし、”故障”した人や”事故”した人は、他の人から正直ジャマです。


では、どう走れば良いのか。


オレは走ることより、走り方を工夫する方策を考えて実行することが先だと思っています。


ジャマだと言われようとなんだろうと、その工夫で自分自身が満足出来れば気は楽になり、どんなに見苦しくても遅くても、それでもゴールすれば賞賛が待っている。

ゴールする喜びはゴールしたものにしかわからないかも知れませんが、人がゴールするのを見るのは爽快です。


「当事者である事」は、実は自分自身が喜びを得られ、人に爽快さを与える事が出来るかも知れません。
  • ヤスオ
  • 2015/05/01 11:55 PM
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