なぜ…

  • 2018.02.08 Thursday
  • 22:52
仕事終わりに、がんのピア相談のファシリテーターとして参加させていただいているので、
仕事に押されつつ、
押し出されるように一路東京へと。

精神領域の就労支援や難病の方々の就労支援に携わらせていただきながら、
ガンの方々の就労支援も気になって仕方がない


いやっ、精神疾患だとか、難病、難治性疾患だからとか、ガンとか、
自分の中では、あの疾病、この疾病とした区切りはそもそもないのは、
そもそも看護士だからだろうと、
こればかりは、染み付いたものなので、白衣は脱いでも、'染み'なのでとれないし、とるつもりもない。
人が、どんな病気になるかは、誰も選んでなっているわけでもなく、

人がいて

生きて

病気や

心や身体の機能に、使いづらさが生じることがある。
時に生まれながら…

ということもある。




そんなとき、

神谷美恵子さんの本に見つけた

「何故私でなく、あなたが…」

がふと記憶の中から浮かんでくる。



僕は特定の宗教はもっていない。


正月には初詣にいき、クリスマスも祝い、子供の頃おそらく、暫くはサンタクロースも信じていたと思われる。



田舎から引っ越して就職した職場のすぐ裏手が多摩全生園。 樹木希林さんが主演の映画『あん』の中にも出てきた、ハンセン病に罹患した方々の施設があった。

僕は医療者として病名や症状の一部を、ただ単に知ってはいても、 実際に施設の中の資料館に足を踏み入れるまでは、
ハンセン病の方々がどのような環境の中で暮らしていたのか、そのおかれた環境や、状況の厳しさを実のところ知らなかった。


それまで、多摩全生園の敷地に何故か漂う穏やかな空気が好きで、時々散歩をしていた。

映画『あん』にも出てきた定食屋さんでは、時々ランチなんかもして・・ たまたま手にした本に
多摩全生園の名前を見つけた。
その著者が、医師の神谷美恵子さんだったというわけで、
地縁から生じた縁というか
気にしていたから、認識しやすくなり、'引き'があったというか、

'お互い様'

みたいな感じは、医療の大先輩が書き記した手記からの'想い贈り'のひとつとしていただいた。

どこで、誰に言葉が届くか、

人が懸命に生きた言葉は
言霊となって響くのか、残るのか

医科学に半身置くものとしては、ファクトベースで事実を分析する、見据える目を大切といいながら、

心のどこかでは、
うまく説明しにくいことを、どこかで否定もせず、放置したまま生きている


不思議な放置というと…
ある時、
寮で寝ていたら、不思議な夢を見たんですね、
白昼夢とかでなく、実際に見た寝ている間の夜の、色さえ感じるような、輪郭が鮮明な夢。

悪い感じではないのですが、
たしか、普段見る夢とは毛色が違う感じで、
それで、当時、寮の裏が『多摩全生園』だったのですが、夢で見た場所が敷地だったので、行っみたのですね。

それが敷地の、どこかである夢だったので、入って園内をイメージを頼りに歩いていくと、途中から雑木林に入って、道はなくなるんですが

こっちかな?みたいなイメージで進んでいくと、

茂みがぽっかりと空い場所が出てきて、周りからは、わからないようになっていたのですが
ふと見ると、暮石のようなものが数本たっているのを見つけたのですね、

感覚的に、

あっ、これか。。

って…


説明はつかないですが、
夢で見て、

歩いてきたら、

誰にもわからないような場所に暮石を見つけた…

…わからないんですが、


見つけて、
拝んだというか…礼をしてました…。
何か、ここにくるべくしてきたような想いだけが、残り…


不思議だなぁ…


という記憶のフォルダーにしまったままな出来事



たまたま生まれた場所や
医療が発達してたか、途上だったかによって、あるいは、わかりにくいからと、見えていないような場所で生きていかなくてはならなかった方々の
想いを想うと、ただただ悲しくなる。

もし、それが自分の大切な人だったら、
自分だったら…


そうした疾病への誤解や、不認識が生み出す悲しみは、過去のものになっているのだろうか…

人の生の過程で、
今のところ避けることができない
そして、治療が開発段階の疾病は日本にも世界にも数百、数千とあるという
医療や治療が追いついたとき、難病は難病でなくなり、

がんに罹患しても働きつづける方々の存在はおそらく日常に変わる ことを信じ、
未来に期待しつつも


今、自分にできることを懸命にといきたいところですが、


なかなか思うようにはいきません。
懸命、とは程遠いかもしれませんが、
生き抜いた後に、

一言くらい、自分らしい言葉がポロリと残っていると いいな、と思いつつ…









以下


多摩全生園のサイトより

ハンセン病とは… 『 ハンセン病は、1873年にノルウェーのアルマウェル・ハンセン医師が発見したらい菌(Mycobacterium leprae)によって、主に皮膚や末梢神経などが侵される慢性感染症の一つです。
病型にもよりますが、皮膚に結節や斑紋などが生じ、また、末梢神経が障害されることから知覚障害や発汗障害などが生じます。その結果、筋肉の萎縮、四肢などの変形、視覚の喪失などの後遺症による障害を残す場合があります。  しかし、らい菌が感染しても発病に至ることはまれです。また、発病しても現代では、抗菌薬治療を行い、ほぼ確実に治癒する病気となっています。
全世界では現在でも、約21万人(2016年)の新規患者が発見されています。
我が国に関しては年間数名の患者(多くは輸入例)が発見されるのみとなっています。


多摩全生園




映画『あん』 『「私達はこの世を見るために、聞くために、生まれてきた。この世は、ただそれだけを望んでいた。…だとすれば、何かになれなくても、私達には生きる意味があるのよ。」

縁あってどら焼き屋「どら春」の雇われ店長として単調な日々をこなしていた千太郎(永瀬正敏)。そのお店の常連である中学生のワカナ(内田伽羅)。ある日、その店の求人募集の貼り紙をみて、そこで働くことを懇願する一人の老女、徳江(樹木希林)が現れ、どらやきの粒あん作りを任せることに。徳江の作った粒あんはあまりに美味しく、みるみるうちに店は繁盛。しかし心ない噂が、彼らの運命を大きく変えていく…』


サイトより

(*2018年現在は全国上映中ではありません。)
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