ひきこもり

  • 2018.05.19 Saturday
  • 18:47







都内は四ツ谷駅下車
日テレを横目に、 千代田カスケードホールへ。
'引きこもり'状態にある方々の'働く'について専門家方々からお話がうかがえるという催しに参加させていただいた。



引きこもりとは、

『「ひきこもり」とは、不登校や就労の失敗をきっかけに、何年もの間自宅に閉じこもり続ける青少年の状態像を指す言葉である。

診断名ではなく状態像であり、幾つか の定義があるが、共通するのは

1)6か月以上社会参加していない

2)非精神病性の現 象である

3)外出していても対人関係がない場合はひきこもりと考える、の3点であ る。』



という点を踏まえ、

『 ひきこもり状態に伴う精神症状は、その経過が、ひきこもり期間や重篤度と平行しており、

ひきこもりから二次的に生したものが少なくない。

主要な症状をおおよその頻度順に列挙するなら、対人恐怖症状(自己臭、醜形恐怖 を含む)、被害関係念慮、強迫症状、家庭内暴力、不眠、抑うつ気分、希死念慮、摂 食障害、心身症状、心気症状、などがある…』内閣府資料より





斎藤環先生によると、

おおよそ150万人もの引きこもり状態な方々がいるとのこと。



150万人…

というと、京都や川崎市の人口に近い人数


主婦や家事をやっている状況の場合、数値には入らないというから、

実際、同様な状況や状態の方々の実態数は膨らむのだろうことは、

登壇した支援関係者の方々の指摘より、想像してみる…




支援機関と
雇用に取り組む企業の方々が複数登壇したため、


同じ'引きこもり'方々に対しての、支援の取り組みとしても、

考え方に幅があることが伝わってくるほど、臨場感があったが、


まだまだ議論や対話を醸成させていく必要がある現場なのだなぁ、と
どこかで見た デジャビュのような感覚が、モヤモヤと立ち込めていた


最初に内閣府の資料から、引用させていただきましたが、


引きこもり状態の方々にも、
様々な理由から、その状態に至っている方々がいることは、


先日参加させていただいた、
催しの中で、引きこもり女子会関係者の女性のお話からも知る内容でしたが

引きこもりになる理由として


a.職場に馴染めなかったり

b.就活が上手くいかなかったり、

c.病気理由

d.不登校


等が理由になることが多いという。


c.病気理由により、とあるが、
病気理由の中にも、

a.あるいは、
b.の就労理由が重なり、

複数の理由により、そうした状況に拍車がかかる、
困難さの重複化がおこる


そうした生活場面でのインパクトのあるストレッサー(ストレスの対象)が、重なれば、益々ストレスは、増え、増強する性質さえもち、
やがて、意欲や気分、モチベーションに影響を与え、

危険を察知する対象には、近づきにくくなるだろう、

安全と感じるものには、近づくことができたり、やれても、不穏や、危険と脳の記憶が認識した物事に対して、
近づくことを回避、
さらに、それらを想起させる場所や、人にも近づくのを回避していくと、
やがて行動範囲は、限りなく縮小していき、自宅以外の場所にはいきにくくなる。


これらは、無意識レベルで認知していく過程でもあり、
回避行動の連鎖がスパイラルしていく

実際は、こうした過程にも、様々なパターンがあると感じるところですが、



そうした状況から変化が生じる過程の最初は、やはり、 スモールステップに取り組むのがフィットするでしょうし、
自己決定や主体的にやれることから、自尊感情が育める環境が望ましいのは、わざわざ書くまでもないことでしょう

斎藤環先生曰く

「対象者が多すぎて、専門家の育成では間に合わないため、当事者がいくらかの学習をし、支援者としてのぞむ仕組みがフィットするのではないか」
という主旨の意見は、

なるほど…と思いながらも
ピアとしてのサポートと、専門家の連携…ある程度、福祉と医療、雇用の視点、さらには心理として気持ちにもカウンセラー相当な対応ができる支援者の存在が重要なのではないかと思いながら、会場を後にした。


NHKの取材も入っていたので、質問などは、会場にこられている、当事者方々がふさわしいと思い、
本日は沈黙。





育成にはとかく時間がかかる。
こうした育成について、
どの支援、全体に通じる話でもあり、
疾病性を捉え、経済の論理、視点をもかんがみ、'両立支援'
いや、トリプル、パラレルな多面的な視点やスキルをもった支援者の育成は、
今後重要ではないかと考える。

勿論、自分自身の育成も省みつつ…





先に書いた、
引きこもりになる理由

c.病気理由

慢性疾患により、生きづらさが増し、
長く自宅で過ごす方々も相当いらっしゃるのではないか…




病気をつたえにくいので、非開示で就職をしたはいいが、
辛いと周りには
いいにくい。我慢して頑張るが、なんとか頑張っても、どうしてもニコニコと迄している余裕まではない場合もある。

顔についぞ出てしまう表情に対して、

やる気がないのではないか?

と、徐々に人間関係の話に変わっていき、

いづらくなって、退職を考える


少し休んで、就活をするつもりが、
病気を開示しにくい雇用に対して、「またああなるんじゃないか」と不安が先立つ、

記憶に張り付いたエピソードは、
それを予期した段階で、自動思考のように、不安を想起する場合がある

脳の扁桃体が、そうした過去の経験に反応し、
次に進む意欲を消耗させていく…




時間がたつと、
人との関わりは経る傾向があり、
益々、人との関わりが億劫になる


人は人や小動物とのスキンシップにより、オキシトシンというホルモンを分泌する、

オキシトシンは、安心や人との信頼感を担保する物資なため、


日経サイエンス・オキシトシン) 少なくなると、

人との繋がりが億劫になる
そして他者を信じる力が減ってしまう

人との繋がりが減ることで、益々繋がりが希薄になることで、オキシトシンサイクルは減少し、



社会への不安と
人への億劫感、
やがて、環境を変え、

脳が使う回路を変えていく


ひとつの出来事が


やがて、『状態化』する




150万人、



もはや、誰にでも起こりうる状況と状態であり、
身内の誰かや、家族、友人や知人のどこかで、ひっそりと暮らしている、

身近な誰かがいてもおかしくは
無いのだろうと想像する。



ガンや、難病、精神疾患同様に


いきづらさをかかえた方々に対しては、


ピアとしとの働きと
専門家の連携
地域でスモールステップにでも、安全にはじめられる機会
信頼感をもって対話の継続ができ、イニシアチブをとりながら、他の支援者とマッチングしてくれる
伴走者の存在。



・・・・・


訪問医療のなかで体験した、経験則ですが、
数々お会いした、引きこもり状態にある方々は、

迷い込みたくて入り込んだわけではない引きこもりの森の中で 焦りや孤独を感じていない方はいなかったように想います

人との会話により、記憶が増えるとフラッシュバックな記憶が増えるだけなので、対話は増やしたくないし、

『全くの一人の時間が長くても大丈夫』
といっていた方も、

それでも、
『離れていても、人肌を感じたくなるんです』といっていたのを想い出す。


また、 数年引きこもり状態だった、Mさん。
居場所を見つけて、
役割を担い、

見えなかった希望を見つけてこられた。

一緒に対話や話し合いをしていたときは、いくら話し合っても、そうしなければならない理由を、探し当てることはできなかったのですが


ひたすら一緒に歩いて、
対話した


やがてスモールステップに、

ひとつひとつ、味見するように、見学や体験をする過程の先に、

居場所や、自分を待つ人の存在の中に、存在意義が他者との関係のなかで生まれ

やがて、人と人の不思議な化学反応のなか、
Mさんは、再び 働く、ことを選んだ。





人生の主体がその方であること
そうしたい理由が気持ちの中に生まれるには、

理屈やスキルも包括した

情と情の化学反応が、
人と人が出会うなかであったまっていく
気持ちの温度みたいものが
あるのだろう…か




登壇者の女性が




引きこもりは、

100者100様

といっていた。


そもそも人は、後にも先にも、その人しかいない、唯一無二の存在であり、

比べる対象はいないのは、共感できる


こうした状況や状態の方々が、何故増えるのか?



私たちは、今の生きづらさを内包する社会と向き合うのならば、

こうした、社会現象といってもいい状況に、向き合う必要があるのだろう。

いやっ、向き合わなければ、
社会の実像を見失うことにさえなるのだろう。バランスを欠いた社会は今のままで維持継続していけるのか…いささか不安になる。



助けあう社会のほうが
潤うのを感じる

心の健康や
人生の豊かさを思うとき、

こうした困っている状況を放置するのか、向き合うのかを考えたとき、


向き合う、オープンスタンスの方が、
人として豊かな判断ではないかと思うのは、
もしかしたら、至極個人としての信念に基づいた話をしているのかもしれない。



レッテル貼りや、バイアスをかなぐった対話。


ファクトベースな対話を大切にしたいものです。










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