疾病と働くと、教育と。

  • 2018.05.22 Tuesday
  • 21:57

協働ステーションでひらかれた
「十思カフェ」vol83






『ガンサバイバーが望む「がん教育」の取り組み』にうかがった。


以前、がんアライ部でテーブルが一緒になった方が登壇するとのことと、

…がん教育

がどのような形で、小中高で行われているのか?

教育現場での疾病教育の今の在りようや、進捗に関心があり参加させていただいた。


医療に携わるものとしては、広く健康や命に関する教育は、勿論大切と感じるのですが、

何故'がん'なのか?


という気持ちが、数多くの病を対象としてきた医療者としては素朴に湧いては参りまして、
その理由も知りたい…



教育のなかで早期に、段階を経て向き合い、考えていく過程は、
とても大切と、がん教育に携わる先生方が、おっしゃっている、
何故'教育'が必要なのか
罹患する人が多い'がん'を通じた命の教育には賛同できます。





先入観が深く入り込んでからでは、なかなか先行したイメージがぬぐいきれない。

文部科学省のサイトによると


『…がん対策基本法(平成18年法律第98号)の下、政府が策定したがん対策推進基本計画(平成24年6月)において、
「子どもに対しては、健康と命の大切さについて学び、自らの健康を適切に管理し、がんに対する正しい知識とがん患者に対する正しい認識をもつよう教育することを目指し、5年以内に、学校での教育の在り方を含め、健康教育全体の中で「がん」教育をどのようにするべきか検討し、検討結果に基づく教育活動の実施を目標とする」こととされています。』
日本対がん協会 でもがん教育について、その取り組みを知ることができます。



毎年101万人がガンに罹患し、
うち63%が男性で
47%が女性

がんの5年生存率が

65%



合わせて書かせていただくと
潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患は、
約400人に1人
の人に発症していて
下痢や便秘症状がでることにより排泄頻度が増えるタイプがある過敏性腸症候群は


人口の10〜15%

の方に見られるという。




医学の進展によって、生存率も伸展しているのと同じように

慢性疾患や、難治性疾患の方々への治療も徐々に進展し、
治療をしながら働くことが可能な方々の存在は、時代が一度持った先入観や概念を横目に増加している。



医学的な知識は時に、単に◯◯という病であることの印象に引きずられ過ぎることから逃れ、事実を照らしてくれるフィルターに変わる

単なる病名の響きやイメージではなく

事実、
医学的なエビデンスを頼りに、神経系、内分泌、機能、各種検査の結果や、疼痛や痺れ、倦怠感やそれぞれの疾病特有な症状、医師の見解まで、

勿論、医師の領域までわかるとか、判断ができるということではなく、

ある程度の、医療の知識により、
ある種の先入観から逃れることもできるのでは、と自らの中に、既に在る先入観と向き合いながら、

再び実際と向き合う日々


いっぱひとからげな病群ではなく
・疾患名

と通院されている

・診療科

・症状
と、

ある程度の服薬内容、

働くうえでは、
どんな配慮が必要なのか、


雇用や企業と共有しやすい言葉に
配慮事項を変換してみる

企業が雇用のうえで何を知りたいと考えているのか、



企業を取り巻く就業上関係してくる法律などにより影響を受ける


企業の採用の際の'視点'


の 視点に捉えやすい配慮事項に具体的に変換・編集をしたり、何を伝え、何が必要ないのか、


整理をする


ある程度、適切に変更することが大切

通院がしやすい



そうした就労環境や
周りのちょっとした認識により
働きやすさは高まり

そうした配慮があることで、

安定的に働きやすくなることは、
ある日発症してから、より実感が伴う配慮になるが、
そうした状況になって、支援・資源の実際にリアルに気がつくことになるのですが。 誰しもが発症する可能性があるガンや難病、数々の慢性疾患に対して、社会の課題として向き合う必要があることは、いろいろなところから、近年聞こえはじめている



東京女子医大がんセンターの林先生が

映像によるガンに罹患した芸能人のニュースは、そうした疾患への認識が広がる側面と

ガン=死という極端なイメージの '刷り込みに変わったりする


とおっしゃっていた。





映像からの視覚情報は、ことさら出来事を印象ずける 繰り返しになりますが、
がんも、難病も、慢性化した病気の多くは、医学の進展により、20年前とも、10年前とも、明らかに治療による症状の進行や治療の手管は増えている

が、まだ医療の恩恵を十分に受けている、と言えない病気がこの世に複数あることや、困っている方々の姿に出会うにつけ、全ての疾患にバランスよく医療の恩恵が行き渡っているとはいいがたい、希少な疾患もあり、
診断までに、長い時間、病院をまわらなければならない病気が、未だに存在している事実を無視することはできないのも事実ですが。


樹木希林さんのようにガンに罹患していることを公表して尚、
お仕事を続けていらっしゃる方の存在が、疾病との付き合いながら生きる人の姿を印象づけるのも事実な側面。





普段、白衣は着ていませんが、
やはり同じ人間が、
なりたくて、選んで成ったわけでもない
病気。



通院しやすくなれば、
国民のどれだけの方々の幾ばくかのストレスが減ることか…


これは、タラ・レバですが、 仮に、法定休暇のなかに、
治療や通院に使える休暇が増えたとしたら…


まぁ、自分が看護士としてキャリアの途中までドップリと医療機関に居たこともあってか
なおさら、'通院のための休暇'が
仕組みのなかにあればなぁ、と思ったりするのかもしれません。



入社後、半年間は有給休暇が利用できない。会社ごとに認める場合もあるが、
大抵の病院は平日開業、
町のクリニックの受診対象な疾病であれば、まだ会社を休まなくてもいいかもしれない選択肢は、土曜日や夜に残されていますが、

月に一回や、二ヶ月に一回程の通院であっても、
総合病院や大学病院クラスでないと受診しなくい疾病も多い。

そこにある種の疾病、疾患に罹患した方々の働き辛さが存在している。

だから、月曜から金曜日の勤務の場合は、休みが必要になる、


土曜日出勤があれば、まだ平日で通院日を調整する選択肢が残されようものの、

通院のしにくさにより、選択肢が狭くなる実際は散見される、いやっ、頻見される。


このあたりについては、
医療側の受診アクセス改善に協力を求めたいところですが、
医師の残業超過の話を耳にするにつけ、
やはり、大きな枠組みで、議論していくテーマなのかな、と思うのは、
やはり、老化同様、誰にでも当てはまるテーマであり、課題であるため、
企業を支え、そこで働く人々を支えるのは、社会として、先々への安心の為にも、有意義な議論なのではないかな、と
感じるわけです。



がん教育を受けた子供たちが、
大人になる頃、

今存在していない仕事に就く率は、30%以上あるといいます。

そうした子供たちが、働きはじめる社会に、通院休暇などがあったら、

より周りで休んでいる方々に対して、理解が浸透しやすくなるのではないかなぁ、と

また、65歳以上の方々が雇用保険に加入できるようになり、
働く方々が増えつつあるなか、
やはり、通院されている方々も増える

社会の治療をしながら働く人への包括的な取り組み、寛容さは



病気になることを完全に人類がコントロールできていない以上、逆に能動的に向き合うほうが、


体調や健康と、働く人という側面から考えた場合、本質的な方向性ではないかな、と思ったりします。






さらに、夢をみさせてもらえるなら、

'治療と就業や生活'そうした、人が長くかかわるかもしれない慢性疾患と働く、や暮らす、について、

自分が教育…のことを話すのは、現状、学校で教鞭をとっている先生方に失礼な気がしまして、
声がやや小さくなりそうですが、
いつか子供さんや、学生方々と地域の中での継続的な『治療をしながら人が働くとは?』なテーマで対話をしていけたらと。


林和彦先生、
医師でありながら、
ガン教育の為にも、教員免許を小中高取得されたとのこと。



いやぁ、リスペクトでしかありません。



コメント
コメントする








    
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>

selected entries

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM