オープンダイアローグ?

  • 2018.07.26 Thursday
  • 07:36



校舎からの夜景…


昨夜は東京大学 大学院でのゼミに参加させていただいた。


学生が主体なゼミですが、

主催している知人からのお誘いで、
学びの機会を得た。

ゼミの名前は
『いのちを考えるゼミ』
そうした患者や人のいのちについて、向き合うゼミを、東大の医学部、医師方々も、交えて話し合う機会は、
仕事の疲労感さえチャラにしてくれるほど、学びに高揚感を得ることができる。
今回は森川すいめい医師をむかえ
『森川すいめい先生と考える未来の医療』を体感した。





聞くと話すとを分けながら
丁寧に重ねる リフレクティング。


そして オープンダイアローグについて、体感できるようなロールプレイを織り交ぜながら、
どんな感じにすすめていこうか?さえも、会場に来た学生や参加者に問いかけ、意思確認をし、

すでに、ある方向の正解や正しさありきのイベントという在り方ではなく、
対話と、対話の前提にある、ファシリテーターとの関係には、

オープンダイアローグの要素が織り交ざっているようだった。





オープンダイアローグの本は何冊か読んだことがあるのですが、

読んだだけでは、旨味がわからず、いいことそうだけど、
美味しい美味しいと言われる評判のいい一品を、遠くで眺めているような
腹落ちしない状態にあった。

今日はもう少し真髄というか、
オープンダイアローグの旨味を染み込ませたいとやってきた。


『本人のいないところで
本人のことを決めない』


オープンダイアローグは1984年、フィンランドの西ラップランドにあるケロプダス病院からはじまったという。


今回のゼミでは、どういう経緯や手法の変遷により、オープンダイアローグという在り方が成り立っていったのか、
ロールプレイの中で、歴史的な変遷を体感させていただいた


なるほど…
生まれてきた経緯を知ることができ
また、実際に森川先生の対話的な姿勢のなかに、普段よくあるワークと、
ファシリテーターとの関係性や、
決めていく過程も対話していくので、自らの意思と向き合う場面が自然に織り込まれていて、
参加感が高い
参加しながらも、これを目指します、という自分ごとでなくてもできそうな、感じとも異なり、あまり気張らないで、その場にいることができた。

まだオープンダイアローグとは?を語れるほど染み込んではいないし、
腹落ちもしていないが、


このエッセンスは、臨床でも、相談支援の現場でも取り入れることはできるだろうなぁ。と感じながら、




目の前の霞の向こうに、
少しばかりオープンダイアローグの姿が見え始めているような感覚をえた。


これはやはり、体感し、

心身全体で '気づく'

ような取り組みなんだろか、と
少し高揚感を残したたまま、数名の方々とお話をして会場を後にした。






医療の入り口に入った頃、
僕は精神科病棟、閉鎖病棟といわれる急性期病棟からキャリアがはじまった。


鍵と白衣を手渡され 閉鎖された病棟の中と、外
白衣を着て鍵をもつ。

最初に精神科病棟で過ごした日々は、おそらく自分の、看護と人について、もっとも沢山考え自問自答したシーズンだろう。

誰のために、何のために看護をするのか…


場や役割、風通しがどうなのかにより、人の態度に影響を与えたり、集団での心理がどのようにケアや選択に影響を与えるかを学ぶには相応しい場所だったのかもしれない。



治療とは社会的な環境、その前提がどうなっているのか、ケアに関わる以前のケア環境の土壌の在り方、
風潮や文化のようなものまでもが、そこに関わってくるように思える。




ある治療の方向性を意識しながら落とし込むように患者と話し続けた看護者や、医療者が、ふつふつと、合理性や効率が故に、患者方々との対話に不自由さを覚える話は散見する。


閉鎖的な環境では、
人は役割に勘違いをしてしまうことがあるのは、

環境が人を作るうえで、重要な役割を担うヒントにもなっているとも考えられる。


自分が患者になったとき


どのようにしてもらいたいか
どうだったらいいか
どんな環境醸成を目指したらいいのか



皆が東京大学大学院に自分の時間を持ち寄って、


『いのちのゼミ』で、未来の医療について考えた1夜は、

今までの体験に意味をもたらしてさえくれる学びだったように感じる。


経済が人を追い越してしまうんじゃないかと思えるほど、様々なデータには、生活の息苦しい様が透けて見えてきてしまうほど。



そうした未来を人を真ん中に据えて考えている優秀な医師や人々の存在。


かなり馬力というか、
積んでいるエンジンの違いを感じますが、笑
まぁ、世の中がいくらかでも住みやすく、よくなることを想い、考えることにおいては僕らは自由でもある。




学びの機会を作っていただいた
主催者には心から感謝したい。







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